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グリーンウッド法が罰則規定、公表へと改正

日本の違法伐採規制の転換期になるかもしれません。

グリーンウッド法、正確には「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律」ですが、
今年は施行後の見直し年となっていました。

今年の1月10日のYahooのトップニュースで、その見直し内容が取り上げられたのにはびっくりしました。

その内容ですが、読売新聞の記事から
今国会で法案提出の予定でその内容が、原産国の法令に従って伐採されているか、確認を義務付ける方針を固めた。是正勧告や業者名の公表、罰金を科せるようにする。周知期間を経て、2025年度からの義務化を目指す。
との事です。
実際の運用等々、ツッコみたい所は満載ですが、まずは良い事で大変ありがたいです。
長年、森林認証とかかわってきて、この事は本当にびっくりですし、実際に運用され罰則や公表がされるのであれば違法伐採の材木や製品の流入はかなり減る事と思います。
私は木工屋で木材を原料に製品を製作していますが、その材料の産出先を意識してものつくりしている少数派のメーカーだと思っています。
多くの木製品製造や建築などは、その木材の出どころには興味がない方が多いです。
今後、この法案の改正から、出どころの怪しい材の輸入が減れば、木材の流通量がタイトになって、国産材の材価が高くなるのではと推測しています。
自然災害やCO2吸収、水源涵養など考えると、とても良い事です。

この法改正は、今後も注視して見ていきます。
また、森林認証のメリットも高く評価される事になると思います。
海外まで、違法伐採かチェックに行くには膨大なコストがかかります。
EUでも森林認証の仕組みは、DDS(デューデリジェンス)に有効との見解もあります。
法案改正が無くても、堀内は認証を続けますが改正が追い風になる事は良い事だと思っています。

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